【インタビュー】
スマホアプリ開発で実現した新たな価値創出
プログラミング言語
Kotlin (Android), Swift (iOS)
アーキテクチャ
Clean Architecture (AWS環境)
デザイン
UI/UX設計、Web版のデザインを踏襲しつつモバイル最適化
クロノス株式会社(Xronos)は、1987年から勤怠管理システムを提供し、35年以上の実績を持つ企業です。累計導入16,000社以上、300万人以上が利用し、継続率99.86%(2025年1月末時点)と高い信頼性を誇ります。特に製造業や医療福祉業界を得意としていますが、今回、建設現場でも使えるモバイルアプリを新たに開発しました。
本プロジェクトでは、80万人以上が利用するWeb版勤怠管理システムを基盤に、SanAn ConnectがiOS/Android向けスマホアプリの設計・開発を担当。オフショア開発の強みを活かし、アジャイル開発を導入しながら短期間で高品質なアプリを実現しました。UI/UXの改善や品質管理の強化にも注力し、より利便性の高いサービスを提供しています。
解決したこと 3つのポイント
1. 勤怠管理の利便性向上と業務効率化
- スマートフォンを活用した勤怠管理により、外出先でも簡単に出退勤を記録できるようになった。
- 打刻機を設置できない場合や、現場ごとにスタッフが入れ替わる業種でも、環境に左右されず客観的な出退勤の記録が可能。
- 直感的なUI設計が評価され、業務効率が大幅に向上。
2. 短期間での高品質なアプリ開発の実現
- アジャイル開発を導入し、急な仕様変更や追加機能にも柔軟に対応。
- オフショア開発の強みを活かし、Android版を2カ月以内に開発。
3. スムーズな開発支援と継続的なパートナーシップの確立
- SanAn Connectが単なる開発会社ではなく、プロジェクトの一員として柔軟に伴走。
- 日本のビジネス文化を理解し、円滑なコミュニケーションを実現。
── 本プロジェクトの背景について教えてください。
クロノス株式会社(以下、クロノス)は、勤怠管理システムの提供で35年以上の実績を持ち、16,000社以上の導入実績があります。時間外労働の上限規制が2024年4月から建設業にも適用されることから、新たなニーズに対応するためにスマートフォンアプリの開発を決定しました。特に、外出先からスマートフォンで出退勤管理を行いたいという要望が高まることが予想されたため、既存の「X’sion(クロッシオン)」にさらなる価値を提供する形でプロジェクトを開始しました。
── スマホアプリ開発の課題と対応策についてお聞かせください。
クロノスでは、スマートフォンアプリ開発の内製化が進んでおらず、専門知識を持つパートナーが必要でした。そこで、開発パートナーとしてSanAn Connectにご協力いただきました。
開発にあたっては、Kotlin や Swift を活用した Clean Architecture 設計 を採用し、効率的な開発プロセスを導入しました。まず、MVP(Minimum Viable Product)を先行開発し、ステークホルダーとプロダクトデザインを検証しながら迅速に改善を進めました。開発中は、SanAn Connectと密なコミュニケーションを取り、ヒアリングとフィードバックを繰り返しながら、明確な UI/UX デザインを完成させました。
また、アジャイル開発を取り入れることで、仕様変更や追加機能にも柔軟に対応できる体制を整えました。オフショア開発の強みを活かし、当社の要望を的確に反映してもらうことで、スムーズな開発が実現しました。
── 開発したアプリの導入後の成果はいかがですか?
アプリのリリース後、直感的に使用できるUIが評価され、勤怠管理作業の簡略化と運用効率の大幅な向上を実現しました。リリースから8ヶ月で1万7千のダウンロードを獲得し、既存ユーザーの利便性向上にも大きく貢献しています。ダウンロード数も順調に伸び、契約企業数やユーザー数も増加しています。導入企業からは業務効率化の向上に関するポジティブなフィードバックをいただいております。
── 開発の過程で特に苦労された点は何ですか?
法改正に対応するために急遽アプリ開発を決定したことから、デザインの見直しや仕様変更が何度も発生しました。特に、Android版を2カ月以内に開発するという急な要望にも対応する必要がありましたが、SanAn Connectが柔軟にリソースを調整し、スケジュール通りに開発を進めることができました。
── 伴走型の開発支援について、どのように感じましたか?
SanAn Connectは単なる開発会社ではなく、私たちのチームの一員としてプロジェクトを進めてくれました。仕様変更や追加要件に対しても柔軟に対応し、技術的な側面だけでなく、どのように実現するのが最適かを共に考えてくれる姿勢が非常に心強かったです。
また、SanAn Connectのメンバーには日本の大学を卒業した人材が多く在籍しており、日本のビジネス文化やワークスタイルを理解していました。そのため、オフショア開発でありながら、スムーズなコミュニケーションを実現してくれた点も印象的でした。
── 運用・保守フェーズでの取り組みについて教えてください。
SanAn Connectは、開発からリリースだけでなく、運用フェーズにも継続的に関与し、必要に応じてリソースを調整。デザイン、テスト、品質管理を含むすべてのプロセスを一貫してサポートする体制を整えて頂きました。
また、リリース後に発生した新たな機能追加にも迅速に対応し、常にお客様の期待に応えるよう努めています。これにより、現場でのさらなる業務効率化が可能となり、Web版との連携機能の強化にも期待が高まっています。
── SanAn Connect担当者のコメント
今回は、現場の運営効率化という目標やお客様の悩みを共有していただくことで、仕事に対するやり甲斐を強く感じ、モチベーションを高め、行動力につなげることができたと思います。
勤怠に関する知識や法律などを自ら学び、必要なスキルと情報を積極的に探究し、いくつかの「壁」を共に乗り越え、互いの関係性もより強固になったと感じます。なにより、お客様の課題解決の一助となり、ご満足いただけたことは、私たちの最大の喜びです。
── 今後の展望について教えてください。
今後は、スマートフォンを活用した勤怠管理の利便性をさらに向上させ、多様な業界や企業に対応できるシステムを目指していきます。ハードウェアとソフトウェアの両面からアプローチし、より柔軟な働き方を支援する環境を提供していく予定です。また、SanAn Connectとの連携を深め、よりスピーディーかつ高品質なシステムを提供できるよう努めてまいります。
また、SanAn Connectとの連携を深め、よりスピーディーかつ高品質なシステムを提供できるよう努めてまいります。
── ありがとうございました。
クロノス株式会社 (Xronos) 野村様
SanAn Connect プロジェクトリーダー ダンカントゥン
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